島根県の郷土料理笹巻きとは?

島根県の東部地域と隠岐地方では他の地方ではちまきと呼ばれる笹巻きがあります。

笹巻きは、練った米粉を熊笹で包んでゆでる料理です。

旧暦の端午の節句に伝統的に食べられており、田植えの骨休みや7月2日の半夏などの行事でも食べられます。

熊笹は殺菌・防腐効果があり、古くは傷の包帯としても使用されていました。この効能から、子供の健康を祈願して食べられることもあります。

地域によって呼び名が異なり、東部地域では「ちまき」、隠岐地域では「まき」と呼ばれます。

隠岐地域では笹の葉だけでなくかやの葉を使ったりもします。

笹巻きは、半夏の季節から作られ、端午の節句には男の子の成長を祈って家庭で作られます。家族全員で作る楽しい行事として、地域に根付いています。

作り方は、米粉をぬるま湯でこねてだんご状にし、熊笹で巻き、いぐさで結んでゆでます。

食べる際は、笹の葉を開いてだんごを取り出し、きな粉や砂糖醤油、はちみつ醤油などをつけて食べます。余った分は乾燥させて保存し、再びお湯でゆでて食べることができます。

地域の文化や味を伝えるために、学校給食センターやJAが活動しており、産地直送も行われています。

笹巻きの材料とレシピ

笹巻きの材料(20個分)

もち米粉:750g
うるち米粉:40g
ぬるま湯:2.5カップ
きな粉:20g
砂糖:20g
塩:少々
醤油:大さじ1
砂糖:大さじ3
巻く用の熊笹の葉:80枚
はだこ用の熊笹の葉:20枚
芯棒(熊笹の軸):20本
ひも(いぐさ):40本

笹巻きの作り方

1:もち米粉とうるち米粉を混ぜ、ぬるま湯を加えながら手でこねます。笹の葉にくっつかないように、しっかりと15分ほどこねます。硬さは耳たぶくらいが目安です。

2:およそ50gずつに分け、芯棒に刺し、はだこを被せます。

3:2を笹の葉3枚で包みます。さらに別の笹の葉を巻き付け、ひもで結びます。

4:5本ずつひもで束ね、餅のほうを下にして立てた状態で15~20分ゆでます。

5:ゆでた後は、芯棒を串にして手を汚さずに、きな粉や砂糖醤油を付けて食べます。

レシピ提供元:島根県食生活改善推進協議会

※地域や家庭によってレシピは異なる場合があります。

笹巻きの由来

出雲地方では、古くから端午の節句の時期に笹巻きを作る風習があります。

家庭ごとに異なる巻き方や結び方があり、男の子の無事な成長を祈り、神に供えられます。

笹巻きには、菖蒲やよもぎを添えて束ねるなど、さまざまな工夫や技巧が凝らされています。

この時期には、遠くに住む親族へ送るためにも笹巻きを作る家庭が多いです。

また、笹巻きは笹の殺菌力を活かした保存食でもあり、一度に多く作っておき、忙しいときの間食としても利用されています。

笹巻きとちまきの違いとは?

笹巻きとちまきは似ていますが、実は大きな違いがあります。

見た目では違いが分かりにくいかもしれませんが、実際には異なる要素があります。

まず、笹巻きとちまきの主な特徴を紹介します。

ちまきの特徴

ちまきは平安時代に中国から伝わり、主に西日本で端午の節句の祝いメニューとして親しまれています。

日本のちまきは主にもち米のみを使用しますが、中国のちまきには餡や肉などの具材が入ったものがあります。

西日本では、もち米のみを使ったシンプルなちまきが一般的ですが、包む葉はチガヤから笹に変わってきています。

笹巻きの特徴

笹巻きは実質的にはちまきと同じです。

実際、資料によってはちまきの歴史を笹巻きの歴史として扱っているものもあります。

つまり、名称が異なるだけで、中身はほぼ同じです。

区別するとすれば、笹で包むのが笹巻き、チガヤで包むのがちまきといった程度です。

ただし、一般的には両者は同じものと見なされており、レシピでも笹の葉を使用することが多いです。

ちなみに、山形県庄内地方の笹巻きは国の登録無形民俗文化財に登録されています。しかし、島根県でも笹巻きは地域の郷土料理として親しまれています。

島根の笹巻き 通販情報

ちまきと笹巻きはほぼ同じ料理ですが、地域によって作り方が異なります。

島根県で人気の笹巻きは、米粉を蒸して笹で巻いたものが主流で、端午の節句だけでなく、地域の郷土料理として親しまれています。

今回は、島根県で美味しい笹巻きを通販で購入できるお店と、購入時の注意点について紹介します。

島根の人気店は?

島根で笹巻きを購入するなら、「糸賀製餅店」がおすすめです。

口コミでも美味しいと評判であり、長年にわたり全国的な支持を集めています。

糸賀製餅店は、地元島根県産のもち米と斐伊川水系の水を使用し、安全で美味しい菓子を製造しています。そのため、子供たちも安心して食べられると好評です。

同店では、笹巻きと呼ばれる島根の伝統的なちまきも購入できます。

【店舗詳細】

糸賀製餅店(いとがせいもちてん)
〒699-0502 島根県出雲市斐川町荘原 1175-3
TEL. 0853-72-3019 FAX. 0853-72-4115
営業時間:9:00~17:00(定休日:木曜日)

購入時の注意点は、「購入可能な時期」です。

同店の笹巻きは毎年3月末から販売されますが、人気商品のためすぐに売り切れてしまいます。販売期間は通常3月30日から6月初旬までで、出荷は4月初旬です。

毎年すぐに品切れになるため、販売が始まるとすぐにチェックし、購入をおすすめします。

まとめ

笹巻きは、日本の伝統的な食べ物の一つであり、主に端午の節句や季節行事で食べられることが多いですが、地域によっては日常的に食べられています。以下に笹巻きに関するまとめを示します。

笹巻きの由来と歴史

笹巻きは、米粉を熊笹などの葉で包んでゆでた料理であり、日本の古くからの伝統食の一つです。

端午の節句などの行事で食べられ、男の子の成長や健康を願う風習があります。また、包帯としても使用されていた熊笹の葉を利用して作られます。

笹巻きの地域ごとの特徴

地域によって呼び名や材料、作り方に違いがあります。

例えば、島根県では「笹巻き」と呼ばれ、笹の葉で包むことが一般的ですが、他の地域では「ちまき」と呼ばれ、異なる葉や包み方が用いられることもあります。

笹巻きの食材と調理方法

主な材料は米粉と熊笹の葉で、米粉を水で練って団子状にし、熊笹の葉で包んでゆでます。

一般的には、包んだ後に結んでゆでることが多いです。食べ方は、ゆでた笹巻きを開いて中身を取り出し、きな粉や砂糖醤油などをかけて食べるのが一般的です。

笹巻きの季節や行事との関連

端午の節句や田植えの骨休み、半夏などの行事の際に食べられることが多いです。特に端午の節句では、男の子の成長を願って食べる習慣がありますが、季節や地域によって食べるタイミングや風習が異なります。

笹巻きの保存と継承

笹巻きは保存が利くため、余った分は乾燥させて保存することができます。また、地域の伝統や文化として継承されており、多くの地域で家庭で作られ、次世代に受け継がれています。

笹巻きは、日本の伝統的な食文化の一部として、季節や行事、地域の特色などと深く結びついており、多くの人々に親しまれています。